2009年05月31日

夜風

 
 庭に出て一服しようとしましたら、潮の香りがする夜風でした。


 僕の生まれ育った神奈川Y市のある町は、Y港から4kmのところにあり、
 海辺のイメージはありません。


 長じて住み着いた東京S区、C市、H市はむろんのことに、
 飛ばされたメリケンLI島もまた海辺ではありませんでした。

 そういったなかでは、いまこうして暮らしている神奈川C市が
 海岸線にいちばん近いのですが、それでも1.5km離れています。

 ですから普段はあまり海辺というイメージも持たずに暮らしていますが、
 それでもこのC市を走る無数の自転車のなかには、
 真っ赤に錆び付いたものをしばしば見かけます。

 この、梅雨入り寸前のこの時期、この辺りでは霧の夜がチョイチョイあり、
 潮の香りがする霧の晩ということもたまにあります。

 今夜もまさにそういった風情の晩だということです。

 これが本格的な雨の季節になるとそういった機運はすっかり失せ、
 そののちには文字通り焼けるような夏が到来します。

 2007年はホントに暑かった。
 僕も家のなかで熱中症になりかけました。

 2008年は2007年ほどではないにせよ、それでも充分暑かった。
 暑さで発狂することは往々にしてあり得ることを体験しました。

 はたして本年の夏はいかなる夏か。
 いまから怯えております。

 がんばってエヤコン入れるか、
 あるいはもっと頑張って悟りの境地に達するか。


 ここで感じる潮の香りは、そういうことを想像させてくれます。



 

posted by minoru "dummy" koike at 03:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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